住まいを長持ちさせるうえで、防水工事は欠かせません。私たちはマンションや官公庁の施設などの大型の建築物から戸建住宅の新築時の防水工事、また経年劣化が発生した場合の補修工事を担当しています。ひと言で防水工事と言っても、さまざまな工法が存在し、それぞれ求められる技術が異なります。建築物や状態に合わせて、最適な工法を選び、施工するには熟練の技が必要です。
アスファルトルーフィングやストレッチルーフィングを260℃から280℃で溶融した防水工事用アスファルトを貼り重ねながら施工します。
下地処理材を塗布した後、防水性・耐久性の高いルーフィング状の材料を貼り付け、屋根材を葺きあげて施行します。
ゴムアスファルト粘着層をコーティングしたアスファルトシートを貼り重ね積層していく防水工法。下地に軟接着するため下地亀裂追従性に優れているのが特長です。
トーチバーナーの直火で溶融ルーフィングシートを焙りながら溶融させて下地に貼り、施工します。アスファルト露出防水下地の場合の改修工事に用いられます。
塩化ビニル樹脂に可塑剤、充填剤などを添加し、補強繊維を積層して成型した塩ビシートをディスク板などで固定していく工法です。工期が短期で完了します。
機械的固定工法と同じ塩ビシートを接着剤などを用いて下地に貼り付けます。大がかりな施工器具を必要としないためS造の建物や戸建住宅などに適しています。
エチレン・プロピレン・ジエンゴムとプチルゴムをブレンドし加硫剤を添加しシート状に成型した加硫ゴムシートを接着剤で下地に固定する工法です。
ゴムシートなどと比べて、複雑な形状でも簡単に施工できるうえ、シームレスな美しい仕上がりが実現できます。大面積での施工や、屋上の改修工事に適しています。
特殊アクリル樹脂エマルジョンを主成分としているため、耐候性・耐久性に優れています。毒性や引火性がないため、密閉場所での作業も安心して行えます。
ガラス繊維マットを敷き込んだ上から不飽和ポリエステル樹脂を塗布し、反応硬化させることで皮膜を形成し、防水性を得ます。 バルコニーや厨房床に使われる工法です。