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KOSHIN Waterproofing & Outer wall construction

防水工事について

住まいを長持ちさせるうえで、防水工事は欠かせません。私たちはマンションや官公庁の施設などの大型の建築物から戸建住宅の新築時の防水工事、また経年劣化が発生した場合の補修工事を担当しています。ひと言で防水工事と言っても、さまざまな工法が存在し、それぞれ求められる技術が異なります。建築物や状態に合わせて、最適な工法を選び、施工するには熟練の技が必要です。

防水工事は大きく分けて5種類/「アスファルト防水」「シート防水」「塗膜防水」「シーリング」「下地補修」の5種類に分類されます。

1.アスファルト防水/合成繊維不織布にアスファルトを含浸・コーティングしたシート状の「ルーフィング」を張り重ねて防水性を確保します。

アスファルト防水熱工法

アスファルトルーフィングやストレッチルーフィングを260℃から280℃で溶融した防水工事用アスファルトを貼り重ねながら施工します。

シングル葺き工法

下地処理材を塗布した後、防水性・耐久性の高いルーフィング状の材料を貼り付け、屋根材を葺きあげて施行します。

アスファルト防水冷工法

ゴムアスファルト粘着層をコーティングしたアスファルトシートを貼り重ね積層していく防水工法。下地に軟接着するため下地亀裂追従性に優れているのが特長です。

アスファルト防水トーチ工法

トーチバーナーの直火で溶融ルーフィングシートを焙りながら溶融させて下地に貼り、施工します。アスファルト露出防水下地の場合の改修工事に用いられます。

2.シート防水/塩ビや加硫ゴムを原料とした1ミリか2ミリ厚のシートを、接着剤や金属製のディスクで下地に固定し、それぞれを貼り合わせて仕上げます。

塩ビシート防水機械的固定工法

塩化ビニル樹脂に可塑剤、充填剤などを添加し、補強繊維を積層して成型した塩ビシートをディスク板などで固定していく工法です。工期が短期で完了します。

塩ビシート防水接着工法

機械的固定工法と同じ塩ビシートを接着剤などを用いて下地に貼り付けます。大がかりな施工器具を必要としないためS造の建物や戸建住宅などに適しています。

加硫ゴムシート防水

エチレン・プロピレン・ジエンゴムとプチルゴムをブレンドし加硫剤を添加しシート状に成型した加硫ゴムシートを接着剤で下地に固定する工法です。

3.塗膜防水/ウレタンやアクリル、不飽和ポリエステルを主原料とした液体を塗り重ねて、硬化させることで防水性の高い皮膜を形成します。

ウレタン塗膜防水

ゴムシートなどと比べて、複雑な形状でも簡単に施工できるうえ、シームレスな美しい仕上がりが実現できます。大面積での施工や、屋上の改修工事に適しています。

アクリルエマルション系塗膜防水

特殊アクリル樹脂エマルジョンを主成分としているため、耐候性・耐久性に優れています。毒性や引火性がないため、密閉場所での作業も安心して行えます。

FRP系塗膜防水

ガラス繊維マットを敷き込んだ上から不飽和ポリエステル樹脂を塗布し、反応硬化させることで皮膜を形成し、防水性を得ます。 バルコニーや厨房床に使われる工法です。

4.シーリング/部材間の隙間や目地から雨水が浸入しないようシーリング材を充填します。

5.下地補修/塗装・防水施工を行うにあたって、素地面の補修工事を行うことを指します。

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